- 妊娠・出産にまつわる噂、都市伝説、迷信
- 妊娠中は運気が上がる?
- セックス後に逆立ちをすると妊娠の確率が上がる?
- 妊娠中お腹が前に突き出たら男の子、横に広がったら女の子?
- 臨月にカレー、焼肉、オロナミンCを食べたり飲んだりすると陣痛が来る?
- 妊娠中にトイレ掃除をするとかわいい子が生まれる?
- つわりで苦しんでいた時に好んで食べていたものが子供の好物になる?
- 妊婦の顔つきで性別がわかる?
- 妊娠中に子供の胎教のために音楽を聞くと良い?
- 臨月にウォーキングをすると陣痛が来る?
- 妊活中に電磁波を浴びると妊娠しにくい?・妊娠中に電磁波を浴びると胎児に影響がある?
- 子供が股覗き・股くぐりをしたら妊娠している?
- 満月や新月の前後はお産が増える?
- 厄年の妊娠・出産は良くない?
妊娠・出産にまつわる噂、都市伝説、迷信
世の中には、「~の場合は男の子が生まれる」といった性別に関する都市伝説や、「~に赤ちゃんを連れていってはいけない」といったような迷信が多く存在します。 中には医学的に根拠がある事実も含まれていますが、中には昔から伝わる根拠のない噂も多いです。 根拠のありなし含めて、世の中にどのような噂、都市伝説、迷信があるのか見てみましょう。
妊娠中は運気が上がる?
妊娠中はお母さんと赤ちゃんの二人分の運を持っているため、運気が上がるという噂がありますが、これは本当なのでしょうか。
結論から言うと、運気というものは数字で表現できるものではないので、これは根拠は示せませんね。 しかし、運気が上がることは当然良いことなので、信じたくなる気持ちもわかります。 そもそも妊娠すること自体が幸運の賜物であり、子供が産まれた後のことを考えて幸せいっぱいな気持ちでいる人は多いでしょう。 (マタニティブルーなどで気持ちが下がることも当然ありますが) そんな心境で何か特別ラッキーなことが起きると、赤ちゃんが幸運を運んできてくれたと思いますよね。
実際妊娠中にくじや懸賞で当たったりなど、幸運な体験をした人はたくさんいるので、根拠はないですが運試ししたい人もいることでしょう。 妊娠中に色々試せる機会はそんなに多くないことですし、せっかくなのでくじや懸賞で運気を試してみてはいかがでしょうか。
セックス後に逆立ちをすると妊娠の確率が上がる?
セックスの射精後女性が逆立ちをすると、子宮口まで精子がスムーズにたどり着け、妊娠しやすくなるという噂です。 逆立ちができない人でも腰を上げた状態でいればよく、とにかく精子が流れ出るのを防ぐという方法ですね。
膣内での射精の後、精子は膣の中をかけのぼる過程でどんどん死んでいき、卵管にたどり着くころには精子の数は激減しています。 そこで、逆立ちなどで子宮に流れやすくすれば、膣の中をかけのぼる精子の数が増え、妊娠しやすくなると誰か考えた人がいるのでしょう。
実際本当に確率が上がるのか効果が気になるところですが、結論としてはそれほどの効果はないようです。
当然子宮の中に入っていく精子の数が多いほど、生き延びる精子の数も多くなるので、妊娠確率としても若干ではありますが上がる模様です。 ただ、上がるといってもほとんど誤差の範囲内のため、気休めくらいにしかならないでしょう。
妊娠の確率を上げたいのであれば、他の方法を取った方が効果的のようです。
妊娠中お腹が前に突き出たら男の子、横に広がったら女の子?
これは結構有名な噂で、未だによく聞きませんか? 妊娠中に親戚や友達に、お腹の出方で性別予想された経験のある人は多いと思います。
結論から言えば医学的な根拠はないみたいです。 お腹の出方は個人差がありますし、初産の方と出産経験のある方でも違ってきます。
「突き出る=力強い男の子」のような発想から来ているかもしれませんね。 医学的な根拠がないにせよ、産まれるまで性別を知らされないようにしている夫婦は、性別予想をする時にお腹の出方を考慮に入れるのも面白いですよね。
臨月にカレー、焼肉、オロナミンCを食べたり飲んだりすると陣痛が来る?
陣痛ジンクスとして有名な3大飲食物ですね。 臨月にこれらを食べたり飲んだりすると、陣痛が来やすいというジンクスです。
いずれも体にエネルギーを蓄えられそうなもので、信じたくなる気持ちになりますが、結論として、これは医学的な根拠はないそうです。
実際に効果があったという体験談も多いですが、試した人たちはそもそも臨月でいつ産まれてもおかしくない時期だったと思うので、本当に食べ物によって陣痛が来たと言うには根拠は薄いですね。
予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来ない場合、焼肉はガツガツ食べるわけにはいかないかもしれませんが、カレーとオロナミンCはたくさん食べたり飲んだりしても平気だと思うので、活力をみなぎらせるためにもたくさん摂取してみるのもいいかもしれませんね。
妊娠中にトイレ掃除をするとかわいい子が生まれる?
この迷信はトイレ掃除と赤ちゃんの容姿を関連付ける発想が面白いですよね。 昔は今と違って和式トイレが中心だったため、掃除はしゃがみながら腰を曲げてする必要がありました。 その頃は腰を曲げながら仕事をすると、安産になるというジンクスがあったため、「トイレ掃除をする = 安産」という構図がいつの間にか「トイレ掃除をする = 安産 = かわいい子が産まれる」という流れになっていったと思われます。
科学的な根拠は当然ないですが、掃除をすると心が洗われた気にもなり、お腹の中の赤ちゃんにもいい影響があるのではないでしょうか。 根拠はないにしても願掛けと思ってかわいい赤ちゃんが産まれてくることを願いながら掃除をしてみてください。
掃除の頻度に関しては色々な説があり、毎日欠かさずした方が良いという説もあります。 大家族じゃない限りそんなに頻繁にしても仕方がないとは思いますので、どれくらい掃除するかは妊婦の方の心意気次第です。
妊娠中つわりがひどい時期は、吐き気を催す場面は多いと思います。 トイレ掃除も吐き気につながりやすい場面だと思うので、無理をせずにできるタイミングで掃除をすると良いと思います。
つわりで苦しんでいた時に好んで食べていたものが子供の好物になる?
つわりの時期は本当に大変ですよね。 においによる吐き気などで体調を崩し、見るのも嫌なくらい食べたくないものもあると思います。
そんな中でも食べやすいと思える救いのような食べ物は妊婦の方にはそれぞれあると思います(ないと本当に地獄ですね)。 どうやらそんな食べ物を、自分の子供も好きになるというジンクスがあるようです。
自分と子供の好物が一緒だと、味覚が似ていることに親子の縁を感じて嬉しくなる人もいると思いますし、なんだか面白いですよね。
妊娠中はへその緒で繋がった関係性ですし、真実味がありそうな噂ですが、残念ながら医学的な根拠はないです。 つわりの時期に食べれるものは限られており、においがきつくなく、食べやすいものが多いですよね。 そういう食べ物は、子供も好んで食べるものが多いので、好みが同じに思えるようです。 そこから「つわりの時に好んで食べていたも = 子供の好物」という噂になって広がったのかもしれません。
中にはつわりの時に好んでいたものに限って子供が嫌ったり、つわりの時に嫌っていたものを子供も嫌ったりなど、親子によってパターンは様々なようです。 そういった意味でも信憑性は怪しい噂となっています。
妊婦の顔つきで性別がわかる?
妊婦の顔つきがきつくなると男の子が産まれ、逆に穏やかになると女の子が産まれる、といった都市伝説です。
医学的な根拠はない噂ではありますが、今でも割と信憑性が高いと信じられている噂です。 どういった顔つきが「きつい」・「穏やか」になるかは人によって変わってくるので明確な定義はできないのですが、普段一緒にいる周りの人から見ると、ちょっと顔つきの変化がわかるのではないでしょうか。
どうしてこのような噂ができたのかはっきりとしたことは不明ですが、「きつい = 力強い = 男の子」、「穏やか = 優しい、温和 = 女の子」という連想から来た噂かと想像できます。(「きつい = 性格がきつい = 女の子」となっても良い気がしますが)
あくまで噂レベルの説なのでたらればの話ではありますが、もしこの噂が本当であれば、穏やかな顔つきであればそのままでもいいかもしれませんが、きつくなった顔つきであればちゃんと戻るのか心配になりますよね。
妊娠中に子供の胎教のために音楽を聞くと良い?
妊娠中からお腹の子供に教育をすることを胎教と言いますが、音楽を聞くことも子供の脳の刺激のために良いという説があります。 胎教でたくさん音楽を聞いたことで音感が身に付いたという人もいるらしいです。
赤ちゃんに音楽という点で可愛らしいですし、悪い影響なんて絶対なさそうですよね。 実際のところ音楽の有効性の真偽としては、科学的には証明されていないようです。 胎教自体が専門家でも意見が分かれるところでして、良いという専門家もいれば効果がないという専門家もおり、はっきりと肯定も否定もできない状況のようです。
信じるか信じないかはお母さん次第ではありますが、いずれにせよお母さんのリラックス効果にはなるのではないでしょうか。 お母さんの心身が安定することは赤ちゃんにも必ず良い影響があります。
妊娠という子供とずっと繋がっていられる時間は10ヶ月ほどですし、同じ時を同じ音楽を聞きながら一緒に過ごせる時間もそんなに長くありません。 好きな音楽を聞いてどんな赤ちゃんが生まれて来るのか想像するのも、気分が落ち着いて良いかと思います。
また、脳が発達するかどうか別として、お腹にいる胎児には音は聞こえているようです。 普段はお母さんの心音や血液の音を聞いて楽しんでいますが、たまには音楽を聞かせて健やかに育ってくれるよう願いながら、一緒に音楽に包まれる時間があっても良いのではないでしょうか。
臨月にウォーキングをすると陣痛が来る?
臨月にウォーキングを行うことで、子宮口周りの筋肉を鍛えることで、子宮口が開きやすくなり、陣痛が起きやすくなるという説です。
陣痛ジンクスの中でもかなり有名な説で、実践している妊婦さんも多いのではないでしょうか。 効果としては賛否両論ですが、他の陣痛ジンクスに比べて実際に陣痛が来たという経験談も多く、確度が高い噂かと思います。
ウォーキングでは、子宮口周りの筋肉を鍛えるだけではなく、歩く弾みと重力により子供が下に降りてくるように仕向ける効果があるとも言われています。
運動の習慣がない人でもすぐにできますし、例え陣痛に向かう効果がないにしても、出産に向けて体力向上や体調管理に効果があります。
妊婦の方には良いとされている有酸素運動で、外の空気を吸いながら歩くことでリラックス効果も期待できます。 陣痛を起きやすくさせるか否かに関わらず、ウォーキングをすることのメリットは多いので、臨月の方にはおすすめです。
ウォーキングの他にも、臨月の運動としてはスクワットや階段の登り、ヨガやストレッチなどが上げられ、どれも運動という意味では臨月には良いですが、いずれも無理は禁物です。 お腹に出産間近の子供がいるということを考慮に入れ、体に負担がかかりすぎない範囲で行いましょう。
妊活中に電磁波を浴びると妊娠しにくい?・妊娠中に電磁波を浴びると胎児に影響がある?
PCや携帯電話を初めとして日常に電磁波が飛び交う現代ならではの噂になりますね。 今回2つの噂になりますが、以下のようにいずれも電磁波が妊娠に影響を与えるというものになります。
- 妊活中に電磁波を浴びることで、妊娠しにくくなる
- 妊娠中に電磁波を浴びることで、胎児に流産を初めとした悪影響がある
真偽のほどはまだはっきりしていないにせよ、電磁波の妊娠への悪影響を主張する研究者は多くいるのが現状です。
人体には電磁波過敏症という形で影響があることはわかっているので、やはり子供にも影響が出てしまうのかなと思ってしまいますよね。
現代の日常生活では、電磁波は発する機器であふれかえっているため、使用を制限することは難しいですよね。 仕事をしている方などはPCを触る機会が多いはずです。 また、妊娠後期などは、あまり出かける機会も減り、家でスマホを触る時間が増えるのではないでしょうか。
それ以外も調理器具やテレビなどによって、ありとあらゆる場所に電磁波が飛び交っているため、電磁波を避けて生活することは難しいように思います。
子供が股覗き・股くぐりをしたら妊娠している?
子供の予知能力に関するちょっと神秘的な都市伝説ですね。
子供は成長すると、ハイハイができるようになり、立てるようになり、歩けるようになり…とできることがどんどん増えていきます。 その中でハイハイが出来始めると、お母さんやお父さんの足と足の間を抜ける股くぐりができるようになります。 また、膝を立てて四つん這いになれるようになると、自分の股の間から顔を覗かせる股覗きができるようになります。
子供がこのような行動を取ると、次の赤ちゃんができていたという不思議な体験談がたくさんあるようです。
当然根拠はないものです。 大体子供が1歳前後で上記のような行動を取り始める時期に、次の子供を作ろうと考える家庭が多いので、上の子供が股覗きや股くぐりができる時期と妊娠する時期が重なりやすいとも言われています。
ただ、赤ちゃんは時に不思議な予知能力があるのでは?と思う言動がたまにあります。 そういった神秘的な力を信じてみたいと思う方もたくさんいるのではないでしょうか。
満月や新月の前後はお産が増える?
暦と出産が関連付けられた都市伝説で、昔から言われている有名な説です。 出産に月が関係してくるあたりはちょっと神秘的ですよね。
結論としては科学的根拠はないそうです。 ただ、産婦人科の現場では実際に出産が増えるそうで、満月や新月の前後は忙しくなることを覚悟して助産師さんたちは気を引き締めるらしいです。
物理学的の話をしますと、満月や新月になると夜見える月の見た目が変わるだけではなく、月が地球を引っ張る重力が最も強くなります。 よって海の潮の満ち引きにも影響が出るということをご存知の方は多いでしょう。 この力、海の水だけではなく、もしかしたら妊婦の方の羊水にも影響が出ているのかもしれませんね。
信憑性は高い噂なので、臨月を向かえている方などは暦を確認してみてはどうでしょうか。 実際に満月や新月の時に出産したら月からの贈り物と思ってしまいそうですね。
厄年の妊娠・出産は良くない?
言わずもがなかもしれませんが、日本では厄年は厄災が多く降りかかる年齢とされ、古くから伝えられています。 前厄、本厄、後厄とあり、それぞれの年齢で厄除けのお祓いに行かれたりなど、厄年の年齢になると不安になる方は多いですよね。
女性の厄年の年齢としては、19歳・33歳・37歳とされています。 そんな厄年では、妊娠・出産は避けた方が良いという説があります。 ただ、そもそも厄年に厄災が降りかかること自体科学的根拠がないので、この説に関しても根拠と呼べるものはありません。
厄年というものは、体調や環境の変化が多い時期です。 よって、この時期での妊娠や出産は赤ちゃんに悪影響が出てしまうかもしれない、という不安から来ている説だと想定されます。
ただ、地域によっては逆の説もあります。 厄年(特に本厄)に子供を出産すると厄が落ちると言われ、縁起が良いものとされている地域があるのです。 厄年の考え方は人それぞれではありますが、厄年に妊娠をして不安な人もいることでしょう。 そんな時は厄落としができるとプラスに考えてみると良いのではないでしょうか。