育児のお悩み

育児に悩む方々に向けた育児あるあるや、よくあるお悩みなどについての記事集です。管理人が思ったことなど、ざっくばらんに掲載していきたいと思います。

乳児や幼児でも水虫に!?原因と対処法はどうしたらいいの?

水虫は大人だけの病気ではない

水虫というと、どのような人が感染する印象がありますか?
なんとなく成人男性が感染するイメージがありますよね。
ただ実際のところは成人女性で感染している割合も高いですし、赤ちゃんや子供も感染するのです。

大人であれば水虫の経験者も多いですし、感染したとしても不思議はないですが、小さい子供の場合はびっくりしますよね。

水虫は痒そうで、子供が感染したらどうにかして治してあげたいと思うものでしょう。
ここでは水虫の原因と対処法について記します。
内容的には、子供だけではなく、大人でも共通する内容となっています。

水虫の足

そもそも水虫って何?

水虫とは、いわゆる菌による感染症です。
白癬(はくせん)菌という菌によるアレルギー症状になり、症状としては以下のようなことが挙げられます。

  • 足の指の間の皮がむけ、グジュグジュする
  • 足の裏の角質が厚くなり、皮がむける
  • 足の裏や側面に水疱ができ、かゆみを伴う

白癬菌はどんな所にいるの?

菌という点からなんとなく想像はつきやすいと思いますが、白癬菌は湿気が高くじめじめした所が大好きです。
季節による影響もあり、高温多湿の春から夏にかけての季節で繁殖しやすい傾向があります。
逆に乾燥を嫌い、湿度が下がる冬には繁殖が止まる傾向にあります。

白癬菌

主な感染経路

白癬菌は湿度が高い場所をはじめとして、そこいら中にいる菌のため、感染経路は様々です。
水虫は移るとよく言われるように、基本的なパターンとしては水虫感染者の皮膚の細胞が剥がれ落ちたものが付着して感染するします。
例えば感染者と同じバスマットを使用したり、プールの更衣室や公衆のお風呂など裸足で歩く場所で感染することが多いです。

白癬菌に感染することで即発症するというわけではなく、前述しました高温多湿の空間にいることで、感染した菌が繁殖しはじめて目に見える形で発症することになります。

「水虫=成人男性が発症」というイメージが強いお話はしましたが、それは成人男性が靴下や革靴を履いている時間が長いことに関係があります。
靴下は長い時間履いているとむれてきてますよね。
その分白癬菌が繁殖しやすくなり、水虫が発症してしまうのです。
よって成人男性が発症しやすいのは体質などではなく、発症しやすい環境に身を置いているからなんですね。

これも先ほどお話しましたが、感染者全体に対する成人女性の割合も意外と高いのです。
最近は女性も社会に出ていますし、湿気がこもりやすい靴を履いていることが影響しているのかもしれません。

乳児や幼児でも水虫になる?

乳児や幼児も大人と同様に、白癬菌が繁殖すれば水虫になります。
特に子どもは体温が高いために汗をかきやすいです。
汗をかいた状態で通気性が乏しい靴下や靴を長時間履いていると、すぐにむれてしまい菌が繁殖します。

大人に比べて靴や靴下を履きっぱなしの状態が少ないために、水虫の子どもが少ないように思いますが、実際は年齢や性別を問わずに水虫は誰にでも発症する可能性があるのです。

はだしと靴下どっちがいいの?

具体的にどちらが良いのかは明言しづらいところですが、重要なことは通気性と清潔感が保てることです。
家の中ではむれないように基本的には裸足が良いですが、清潔感がない家や家族の中に水虫感染者がいる場合は要注意です。
そのような場合は、通気性のある靴下でいる方がよいでしょう。

ただし靴下を履く場合も、毎日しっかり取り替えて清潔性を意識してください。

水虫の足

水虫は汗疱状湿疹(異汗性湿疹)と間違われやすいので要注意

汗疱状湿疹(異汗性湿疹)とは、指湿疹や汗疱とも言われることがあり、手のひらや足の裏などに多数の小さな水疱ができ、かゆみを伴う症状です。

この症状は水虫と症状が似ているため、見間違える親御さんもいます。
しかし、見た目は似てはいるもののこの症状は菌によるものではないため、他の人に感染するようなことはありません。

悩まずに皮膚科へ相談

汗疱状湿疹のように、水虫なのかわからない症状もあります。
水虫のような湿疹が出た場合は、自分で判断せずにまずは皮膚科へ行きましょう。
皮膚科に行けば原因がわかります。

子どもも水虫になるとはいえ、大人に比べれば発症する頻度は低いです。
自分で水虫と判断して誤った市販薬を与えてしまうと、症状がより悪化することもあるため、迷ったらまずは皮膚科へ行くことをおすすめします。

薬

まとめ

今回は水虫についてお話しましたが、大切なことは通気性と清潔感を保つことです。
子どもだけではなく、大人にも共通していることですが、白癬菌が付着してしまうこと自体は防ぎきれないものですが、その白癬菌を繁殖させないようにすれば、水虫として表に出ることはなくなります。

また、これは水虫かな?と思うような症状が出ても自分で判断しないことです。
まずは皮膚科に相談し、正しい対処を行いましょう。

水虫は年齢性別問わず、誰でもいつでも発症するものです。
自分の子供が発症しても不思議はないことなので、慌てずに対応してください。