育児のお悩み

育児に悩む方々に向けた育児あるあるや、よくあるお悩みなどについての記事集です。管理人が思ったことなど、ざっくばらんに掲載していきたいと思います。

お父さんだって不満があるんだ!育児における父親の憂鬱やストレス!

お父さんも大変な思いをしている

日本では時代とともに変化はしてきましたが、今でも育児は女性中心で、男性が働きに出ている家庭が圧倒的に多いのではないでしょうか。 お母さんは家事に育児にと大忙しで、何かとお父さんに不満をもつことが多いと思います。

ただ、不満を持つのはお母さんだけではなく、お父さんだって同じです。 育児ノイローゼとは女性に多く発症する病気と思われがちですが、男性も発症することが当然あります。 今回は、子供が産まれた後のお父さんの憂鬱をまとめてみたいと思います。

※あくまでもこの話題は育児に参加しているお父さんに当てはまることで、家事・育児を一斉していない方には該当しない内容になっています。 また、出産後でもお母さんが温厚で、気持ちよく家にいられるお父さんにも関係ない内容になっています。 ここからはお父さん、お母さんという表現だと、誰から見てのお父さん、お母さんなのかわかりづらいため、ここからは旦那さん、奥さんという表現に変えさせていただきます。

悩ましい

お金のプレッシャー

※普段から家族のために一生懸命働き、自分のことよりも家計を重視している旦那さんが対象になります。 子供が生まれてからも自分の趣味や遊びにばかりお金を使う旦那さんは対象外になります。

元々出産前から覚悟はしていたものの、いざ子育てが始まると想像以上にお金はかかるもの。 子供が産まれたからといって給料が増えるわけではなく(多少手当てが出る会社はあるが)、奥さんが出産前に働いていた場合でも一定の期間は育休に入ることになります。 そんな状況で、今後自分の収入でまともに生活できるのか不安になることが多いようです。 奥さんに給料が低いなど不満を言われた時にはもう…

自分の趣味や遊びのために使えるお金も当然減る場合が多く、よほど生活に余裕のある家庭を除いて、家族をちゃんと養っていけるのか先行きを考えてブルーな気持ちになるお父さんは多いです。

お先真っ暗

奥さんが不機嫌になりやすい

※普段から奥さんのことを考えて家事や育児のケアやサポートをしている旦那さんが対象になります。普段からゴロゴロしてばかりで、家事や育児を何もしようともしない旦那さんは対象外になります。

育児とはなかなか上手くいかないもの。 育児ストレスが溜まり、些細なことでイライラしやすい奥さんは多いのではないでしょうか。 ましてや女性は感情の波が激しい人が多いため、旦那さんからすると「なんでそんなくだらないことでイライラするんだろ…」「なんで偉そうに家庭を仕切るんだろ…」と、不機嫌になりやすい奥さんに対して不満を持ちがちです。

女性は男性に比べて感情のコントロールが苦手ということは理解しているのですが、それでも旦那さんからすると理解できないものです。

不機嫌な妻

仕事より育児の方が大変と言われる

※明らかに楽な仕事をしていたり、奥さんに働かせてばかりの旦那さんは対象外になります。

仕事と育児では育児の方が大変だと思っている奥さんは多く、このことにイラっとしてしまうお父さんはいるようです。 仕事というものは世の中にたくさんあり、大変さは仕事によって全く違うものです。 育児は確かに24時間体制で体力や精神面でキツいものがあります。 しかし仕事も、怒鳴られたり、下げたくもない頭を下げたり、パワハラにあったり…と、大変なことは山ほどあり、イライラや怒りが溜まることは多いはずです。同じ仕事をしたことがない奥さんに育児の方が大変だと断定されることに納得いかないお父さんは多いことでしょう。

仕事が大変

育児や家事のやり方を否定される

※あくまで家事や育児を一生懸命頑張って貢献しようと考えている意欲のある旦那さんが対象になります。家事や育児をやるにも、適当にやり過ごそうと考えている旦那さんは対象外になります。

普段手伝いをしない旦那さんに限った話ですが、たまに家事や育児を手伝おうとした時に、やり方を否定されると憂鬱な気分になります。

誤解なきように言えば、旦那さんは家事や育児をしたことを褒めてほしいわけでも感謝してほしいわけでもないんです。

文句を言われるのも一向に構わないのですが、いつも奥さんがやっているやり方と違うからという理由や、感情的になった奥さんに普通に言えばいいことをキツい言い方をされた場合に憂鬱な気分になるのです。

家事が大変

育児を頑張っても上手くできない時にきつい一言を言われる

※普段時間があれば一生懸命育児をする旦那さんが対象になります。気分が乗っている時だけ育児をする旦那さん、育児をすることを当然のことと考えず、「手伝うもの」と考えている旦那さんも対象外です。

日頃奥さんが育児を中心にされている場合、オムツの交換も沐浴も寝かしつけもミルクをあげたりも、奥さんの方が上手にできる場合が多いと思います。

時間がある時に旦那さんがやってみて、上手くできない時に「なんでできないの」、「そのやり方は違う」といった感じで、まるで上から目線のように来られてしまうと旦那さんも困ってしまいます。

奥さんも最初は上手くいかないことが多かったはずですが、イライラしている時はそんな過去も忘れてついつい旦那さんを責め立ててしまうこともあると思います。 そんな時旦那さんは、「育児が上手くできないやつ」とレッテルを貼られてしまったような気持ちになり、奥さんの前で育児をすることが嫌になります。

きつい一言

自分の教育方針が全く聞き入れられない

※普段から育児に一生懸命で、教育もしっかりしたい旦那さんが対象です。教育に関して口だけ出したい旦那さんは対象外です。

普段から子供とたくさん時間を持てるのは奥さんであることが多いので、しつけなどの教育に関しては奥さんの影響を強く受ける家庭が多いと思います。

旦那さんとしてはしつけをしてくれることに当然感謝はしていますが、習い事や進学などに関しては一緒に考えたいと思っている人が多いはずです。

やはりどの親でも、自分の子供にはあんなことさせたいこんなことさせたい、と思い描いていることはたくさんありますよね。

それなのに、子供と奥さんだけで相談もなく全部決められてしまい、口を挟む間もないとがっくりきます。 特に奥さんの価値観だけで決められてしまう場合はやり切れない思いになります。

教育方針

奥さんの実家にばかり連れて行く

※地理的な影響で、奥さんの実家の方が圧倒的に近い場合などは対象外です。

旦那さんとしては、自分の可愛い子供は親にも会ってもらい、可愛いがってもらいたいものです。 しかし、奥さんが旦那さんの実家に行くのを面倒くさがるケースも多く、自分の子供を親に会わせる機会が減るのは旦那さんとして残念に思うものです。

特に旦那さんの家の方が近いのに、露骨に行くのを嫌がられるとがっかりしますね。

旦那さんが子供だけ連れて行けば良い話ではありますが、小さいうちは子供はお母さんがいないと寂しがりますし、毎回毎回それでは実家の親御さんに不審に思われてしまいます。

実家

相談もなく高いものを子供に買い与える

※家計にとても余裕のある家庭や、子供の持ち物や買い物に対して無関心な旦那さんは対象外になります。

自分の子供というものは本当に可愛いもので、おもちゃでも洋服でも可能であればなんでも買ってあげたいと思いますよね。

ただ、子供に買い与えるものは成長すると使わなくなるものが多く、できるだけ安く済ませておきたいとも思うのが本音です。

そんな中で旦那さんには事前に何の相談もなく、ちょっと値段が張るおもちゃや洋服を奥さんが子供のために買っているのを知るとびっくりします。

奥さんだけの財布があり、そこから出すのであれば何も問題はないのですが、家の共有財産からであれば話は別です。 可愛い子供のためなのはわかるし、たまには良いものを買ってあげたいと思う気持ちは旦那さんも一緒です。

反対はしないから、高価なものを買うなら事前に一言相談してくれても…、と思ってしまいます。

高価なもの

奥さんが子どもに当たっている姿を見る

※普段から家にいる時は育児を常に頑張っている旦那さんが対象です。 家にいて時間があるにもかかわらず、自分のことばかりで育児を全くしない旦那さんは対象外です。

育児とはなかなか理想通り上手くいかないもので、あまりにも上手くいかないとイライラが積もって子供に当たってしまうこともあるでしょう。

旦那さんの場合は普段働きに出ているので、土日など休日だけであればそこまで当たることはないと思いますが(土日だけで子供に当たるお父さんは気が短すぎると思います)、毎日一緒にいる奥さんはなおさら当たってしまうものでしょう。

ただ、旦那さんからすると、気持ちは分からないでもないですが、子供が奥さんに当たられている姿を見るのは忍びないものです。

とはいえそこに口を出すと火に油を注ぐことになり、話がややこしくなった経験はみなさんあるのではないでしょうか。 旦那さんからすると、結局ほとぼりが冷めるまで黙ってるしかなくなってくるのです。

奥さんたちに質問ですが、最近妙に旦那さんが育児(特に奥さんがいつもイライラすること)をやってくれるなぁと思うことはありませんか? そういう時の旦那さんは奥さんがイライラする姿、ひいては子供に当たる姿を見たくないから自分がやっているのです。

イライラ

奥さんの愚痴が多い

※嫌なことがあっても、誰にも愚痴や不満を言わずに諸々抱え込むタイプの旦那さんが対象です。 何かあるとすぐに奥さんに愚痴や不満を言って発散する旦那さんは対象外です。

女性とは嫌なことがあっても嫌いな人に会っても大人の対応ができるものですよね。 嫌いな人の前でも、表情では気持ちを表さないように適当に相手をしてやり過ごすことができます。 ただその分心の中には溜まっているものがあり、旦那さんなど身近な人に愚痴として吐き出したくなるものです。

職場のこと、家事のこと、友達のこと、子供のこと、近所関係のこと…愚痴りたいことは様々です。 旦那さんが家にいない時は、愚痴れる相手もいないので、旦那さんがいる時間に話を聞いてほしいと思うものです。

とは言え旦那さんも、仕事から疲れて帰ってきた後に愚痴のラッシュが始まるとストレスになります。 旦那さんだって本当は愚痴りたいことはたくさんあるのに…。 休みたい時に休めないどころか疲労が蓄積されるのは辛いものです。

不平不満

会社と家庭の板挟みに合う

※普段の仕事が残業や休日出勤で大変な思いをしている旦那さんが対象です。 比較的仕事が楽で、外では大変な思いをしていない旦那さんは対象外です。

当たり前のことですが、子供が産まれたからといって旦那さんの仕事の量は減るわけではありません。 むしろ出産によって旦那さんの責任が大きくなるので、より一層仕事を頑張らなければいけない状況に置かれるのではないでしょうか。

現実問題として実際の職場でも、子供が産まれたからといって周囲からの祝福ムードが続くのは最初の3日間くらいです。 よく出産前後の女性の職場での苦労が話題になりますが、男性でも同様で、子供関係のことで出勤時間や労働時間を柔軟に考慮してもらえる職場はそんなにないのではないでしょうか。 日本の子育て環境の課題ですよね。 特に上司に子供がいない場合だとなおさらで、気持ちを理解してもらえるわけもないので、仕事は出産前と何も変わりません。

そんな状態で疲れて帰ってきても、家では子供の泣き声や奥さんの小言や愚痴を聞かされ、寝る時は夜泣きで起こされ…と、体を休めることができません。 そしてまた朝がやってきて早く起きて職場へ向かって...という疲労の連鎖です。

子供に会えるだけマシかもしれませんね。 出勤時間が長い人であればなおのこと朝が早く、帰りが遅くなってしまい、平日は子供にもなかなか会えないという人もいるかもしれませんね。

このように、会社も家庭も疲れる空間になってしまいます。 奥さんにとっては先の見えない育児が大変と思いますが、旦那さんにとっても会社と家庭の往復で、心も体も休まらない日常が続くのは大変なものです。

家庭と会社の板挟み

まとめ

いかがでしたか? 奥さんからすると、旦那は甘い!と言われてしまうかもしれませんが(家事も育児も全然しないくせに上記の悩みを抱えている旦那さんは本当に甘いと思います。)、仕事の悩みを抱えながら家庭の不満も増えて…、となると憂鬱な気分になるのは自然なことです。 近年女性だけではなく、男性の育児うつも増加の傾向にあるのはこういった不満や憂鬱が溜まってのことではないでしょうか。

また、普通に言われれば納得するようなことでも、キツく言われたり責めるように言われるとついつい反発してしまいたくなります。 奥さんの中で、気分の上がり下がりが激しいと自覚している場合は、多少なりとも言い方に気をつけてもらうだけでだいぶ変わってくると思います。

ここまで旦那さんが抱く不満を述べましたが、お互いに不満を持ち続けるのではなく、子供にとって、そして夫婦にとってより良い生活をしたいという目的は一緒のはずです。 夫婦は敵対するものではないはずなので、何がベストなのかをしっかり話し合い、少しでも互いの不満が解消されることを願っています。

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