育児のお悩み

育児に悩む方々に向けた育児あるあるや、よくあるお悩みなどについての記事集です。管理人が思ったことなど、ざっくばらんに掲載していきたいと思います。

「お母さん イライラピーク イヤイヤ期」 なんで言うこと聞いてくれないの!子供の仰天行動!

イヤイヤ期の代表的な行動

親御さんが子育てにおいてとても大変な思いをするイヤイヤ期。
子供が意志疎通をできるようになり、自分一人でできることの幅が広がってくる時期に始まるもので、両親にとっては子供の相手をすることのストレスもピークに達する時期になるでしょう。

子供にとってイヤイヤ期は、感情のコントロールができるようになるための大事な過程です。
そんな過程の途中のため、子供もあらゆる場面で感情の整理がつけられません。
親からすると理解できない行動を多く取るのですが、果たしてどんな行動で親を困らせるのでしょう。

個人差もあり、すべての項目がすべての子供に当てはまるわけではありませんが、代表的な例を挙げていきたいと思います。

イヤイヤ期

指示されることを嫌がる

イヤイヤ期では自分の考えや主張というものが出てくる時期のため、人から強制されたり指示されることを嫌がります。
日常生活面で当たり前のようにやってほしいことでも嫌がるため、些細なことでも一苦労です。

着替えをしたがらない
赤ちゃんの頃はすんなりできた着替えですが、イヤイヤ期では嫌がるようになります。
朝の着替えがイヤ、お風呂上がりに服を着るのがイヤ…となり、ちょっと着せ替えるだけなのに逃げて暴れて大忙しです。

歯磨きをしたがらない
習慣化するまで嫌がる子供が多い歯磨きですが、イヤイヤ期では特に大変です。
自分で磨かせるだけでも一苦労ですが、仕上げは子供が泣いている中、体を押さえ付けて磨かなければいけなくなるでしょう。

歯が生えてくる時期だと、尚更むず痒かったり痛かったりするようです。
逃げたり暴れたりだけではなく、親の手を噛む子もいるので大変ですね。

お風呂に入りたがらない
動き回って汗をかく子供の臭いや衛生面を考えても、毎日のように入れてあげる必要があるお風呂ですが、逃げ回って入りたがらなくなります。
早く全員入ってしまいたいのに…、と思う時でも子供はお構いなしです。

子供によってはお母さんとは入るけどお父さんと入るのは嫌がる子供もいます。
せっかくお父さんが子供の体を洗ってやろうと思っていても、子供に避けられるのは悲しいですね。

夜寝たがらない
母子ともに寝かしつけにもだいぶ慣れてきたはずなのに、イヤイヤ期になると自分が寝たいタイミングでないと、全然寝てくれなくなります。

いつもだったら抱っこや添い寝をすることですやすや眠りについていた時間帯でも、イヤイヤ期になると遊び始めたり、しゃべり始めたり、お母さんの顔をペタペタ触り出したりして全く寝てくれる気配が見えないことがあります。
寝てくれないどころか更にテンションが上がったりするともう絶望感しかないです。

親にとっては子供を寝かしつけてから、自分の時間を満喫したり残りの家事をしたいものです。
子供が寝てくれないことで、そんな計画も全部狂ってしまいます。

抱っこを嫌がる
小さい頃は何かあると抱っこをしてあげれば落ち着いていた子供も、ある時期から抱っこを嫌がることが増えてきます。
この現象は割と早い時期から見られるもので、1人で歩けるようになると顕著に見られるようになります。

自分で動けるようになった子供としては、抱っこされたまま動けなくなると、自分で動きたいという衝動が強くなってジタバタするのです。

無理矢理抱っこをしようものならお腹を蹴ってくるような子もいるので、公共の場で歩かせるわけにはいかない状況になった時などに大変な思いをすることになります。

突っ伏す子供

なんでも自分でやりたがる

イヤイヤ期では自分ではまだできないことでもなんでも自分でやりたがるようになります。
そんな時はちょっと手伝うだけでも怒り出してしまいます。
前述した着替えや歯磨きなども、自分でやりたいのに強制されることで嫌がることもあります。
以下はほんの一例です。
他にも自分でやりたがることだらけで、急いでいる時などはやきもきさせられるでしょう。

ご飯を自分で食べたがる
人から食べさせてもらうことを嫌がり、自分で食べようとします。
手で掴んで食べたり、スプーンで食べたりと自分なりに頑張って食べるのですが、ポロポロ落として汚すので、朝昼晩のご飯の後に周りを掃除するのが大変です。
親がスプーンで食べさせようものなら、スプーンを奪い取って投げてしまうこともあります。

スーパーのカートを押したがる
自分の手でものを動かすことが大好きなイヤイヤ期ですが、公共の場でもそれは変わりません。
スーパーに置いてある買い物用のカートなんかは大きくて動かしやすいため、子供は動かすのが大好きです。
本当はカートに備え付けられている椅子に座っていてほしいものですが、降りたがって自分でカートを動かそうとします。
スーパーでは他に人がいるので危ないですし、周りの目も気になるところですが、一度楽しみ始めると止めさせるのは難しくなります。
オチオチ買い物もできずあたふたしてしまいます。

エレベーターの階数ボタンやバスの降りるボタンを押したがる
普段親や周りの人がしていることを見ると、子供も自分で挑戦したくなるのですが、これはその一例ですね。
「〇〇(自分の名前)が押すからね!」などと言って、断固として自分でボタンを押したがるようになります。

兄弟間で喧嘩になることもあるでしょう。
公共の場だし、早くしたいからと親が押してしまうと、怒り出す子供もいます。

自分で着替えのボタンをかけたりジッパーを閉めたがる
着替えを嫌がる子供ですが、ようやく着替えを始めてあと少し...という段階で、ボタンやジッパーは自分でかけたり閉めたがるようになります。
手先を使うことなので子供には少々難易度が高めなので、なかなか上手くできずに泣き出すことがあります。
もちろん親の手伝いは拒否するので尚更やっかいです。

親としても朝の着替えの時などは時間がないため、なんでこんなことで時間をかけなきゃいけないの?と、イライラしてしまう場面の一つになります。

片付けを自分でやりたがる
おもちゃの片付けや食器の片付けなどを自分でやりたがるようになります。

おもちゃの片付けは危ないこともないので楽しく見守れるのですが、親が「一緒に片付けようね」と言って手伝ってしまうと怒り出すことがあります。
食器の片付けは、残り物や汁物をこぼしてしまったらどうしよう...とやきもきすることがあります。
また、子供は食器に集中しているので、足元に何か落ちていても気がつかないことがあるために目が離せません。

さらに食器を片付けた後に付近でテーブルを拭きたがることもあるのですが、あまり拭けてないからと親がその直後に拭き直してしまうと子供は怒り出します。

ご飯を食べる子供

我慢ができない

主張や欲求が強くなるイヤイヤ期では、脳の前頭前野が発達途上のため、欲求や衝動を抑えることが難しい時期になります。
やりたいことがあるのに我慢を強いられると、泣いたり喚いたり暴れたりで親御さんも困ることが多いでしょう。

買い物で欲しいものを見つけたらねだり続ける
お菓子におもちゃ売り場の前でよく見かける光景ですが、イヤイヤ期で自分の欲望や自己主張がはっきりしてくると、買い物に行った時に欲しいものを買ってくれるまで泣き叫ぶようになります。

放っておきたいところですが、子供は買ってくれないことがわかるとその場で泣き叫び、そこからなかなか動こうとしなくなります。
周りの目も気になると、根負けして1つだけ…と買い与えてしまうことも。

買ってあげないと帰り道まで泣き続け、「もうこの子とはしばらく買い物に来たくない…」と思ってしまう親御さんは多いことでしょう。

公共の場で落ち着かない、静かにできない
子供は自分でできることが増え、やりたいことや行ってみたい場所などの主張が強くなると、じっとしていることができなくなります。

大人はなるべくなら動かずにじっとしていたいものですが、子供は好奇心の塊なので動き出すと止められなくなります。

家の中であれば好き放題暴れてもらっても構わないのですが、困るのは公共の場に出た時です。
電車などの交通機関や飲食店で大声で暴れられると困ってしまいます。

親御さんも本当であればそのような場所に子供を連れて行きたくないものですが、家の中だけで生活できるものではないので、公共の場に出ざる得ないのです。

人のものを取る
イヤイヤ期に差し掛かる時期の子供は、物事に対して見たい・触りたいという好奇心がとにかく強くなります。

気持ちが強い余り、自分のものだけではなく人が持っているものでも興味が湧いてくるもので、何も考えずに奪い取ってしまうこともしばしばです。

兄弟間だけではなく、他人の子供の物を奪い取ろうものなら大慌てですよね。
2歳前後の子であれば、まだモノの貸し借りについての決まりごとを覚えている最中なので、大人であればびっくりするような非礼も普通にあることなのです。

動画を見せると延々と見たがる
テレビであろうとスマホであろうと子供は動画が大好きです。
外出先で子供が落ち着かない時に、大人しくさせるための手段としてスマホでYouTubeなどの動画を見せる親も多いと思いますが、一度ハマってしまうと抜け出せなくなってしまいます。

動画の内容を理解しているかどうかに関わらず、子供が見ている最中に動画を切ってしまえば子供は泣きわめきます。
見ている間は大人しくしていますし、いつまでも見せてあげたいものですが、どこかで視聴を止めさせなければいけません。
止め時は本当に困りますね。

スマホを観る子供

おやつを食べても食べてもほしがる
子供はおやつが本当に大好きで、いくらでも食べ続けます。
節度を持って食べてくれれば良いのですが、イヤイヤ期の子供は歯止めが効かなくなります。

食べる数を事前に決めていたとしてもイヤイヤ期の子供にはお構いなしだったります。
親が制止すると、食べたい欲求が抑えきれずにもらえるまで泣いてしまう子も多いです。

ご飯はそんなに食べなくてもおやつはバクバク...終いにはご飯の時間にもおやつを要求してくることもあるでしょう。

お菓子を食べる子供

好き嫌いが出てくる

自分の主張が強くなるこの時期では、好き嫌いというものが出てきます。
好きなものにはとことん興味を示しますが、好きではないものには強く当たったり、泣き出したり怒り出したりします。
感情のコントロールが難しいため仕方のないことなのですが、色々なものに触れてもらいたいと願う親の気持ちとは相反する行動を取る時期になります。

偏食になる
イヤイヤ期でお母さんを困らせる代表的なものが偏食です。
少し前までは平気で食べていたものでも突如食べなくなり、食事中に放り投げてしまうこともあるのです。
好き嫌いがない子だと思い、安心していたのに急に悩まされる方が多いでしょう。

大好きなものが食卓に出てこないと泣き出してしまったりなど、食に対する執念は恐ろしいです。
作る側としては、これからどんどん成長していく時期なので、当然栄養を考えて作っているわけですが、子供がそれを嫌がってしまうともうがっかりです。

嫌いなものはどんなに言っても断固食べない子が多いので、どうやって食べさせたら良いのか工夫を巡らせることに悩まされることでしょう。

同じ服ばかり着たがる
イヤイヤ期の子供は、お気に入りの服があるとその服じゃないと嫌がるようになります。
せっかく新しい服を着せたいと思っても、お気に入りの服じゃないと怒ったり泣いたりしてしまいます。

前日に着て、まだ洗濯をしていない服を着たがることもよくあるので、朝の着替えの時に困らされた経験がある方は多いです。

頻繁に洗濯をする家庭だと、1、2着だけの服を着回すこともあるでしょう。
同じ服ばかり頻繁に着られては服もどんどん痛んでしまうので、気に入った服と同じものをもう1着買っておく家庭もあります。
親としては周囲の目もありますし、色んな服を着て欲しいと思うので悩ましいところです。

おもちゃの取り合いをする
子供は色々なもので遊んでいると、お気に入りのおもちゃが出てくるようになります。
それを他の子に取られてしまいそうになると、自分が気に入ったものは他の子に渡したくないという気持ちから取り合いになります。

例え自分が遊んでいない時でも、他の子が手にしただけで取り合いに発展してしまうことがよくあります。

親としては、取り合いで他の子とケンカになってしまわないように子供を見ていないといけないので、せっかく遊ばせてる間に一息つきたいと思っていても、やきもきさせられることでしょう。

好きなテレビ番組や動画を観たがる
子供はテレビやスマホの動画が大好きです。
観始めると一心不乱で静かになる子も多いでしょう。
何度も観ていると、好きなテレビ番組や動画が出てきますが、イヤイヤ期になると、それを観たくてたまらなくなるのです。

アニメなどで言えば、特定のシリーズ全般が好きな場合もあれば、特定のシリーズの中にの特定の回だけを見たがることがあり、親としては先を知っている話を何度も観ることにもなるのです。

親が観たい番組を観ていても、子供がアニメを観たがって泣き叫ばれてしまうと、泣く泣くテレビを子供に譲るしかなくなるケースもあります。

積み木で遊ぶ

柄にこだわる(食器、靴下、おむつ)
ある程度成長してくると、子供も好きな柄というものが出てきます。
キャラクターものが多いでしょう。

普段好きな柄のものを着たり使ったりしているのに、他の柄のものを使うように促されたことで、泣き出したり出されたものを投げることがあります。

食器の場合はご飯が進まなくなりますし、靴下など身に付けるものの場合は着替えが進まなくなります。

今まで使っていたものが小さくなったり古くなったりで、どうしても新しいものと変えなければいけない時期が来るので、そのような時期は変えたての時に苦労することになるでしょう。

その他イヤイヤ期でありがちな行動

上記の他にも、イヤイヤ期になるとここでは書ききれないくらい様々な行動を取ります。
感情をコントロールできない時期特有のものなので、大人目線で言えば「なぜそんなことをするの?」と、理解できない行動をするものです。

親が下の子にかかりっきりだと気を引こうとする
今まで兄弟がおらず、親の愛情を一心に受けていた子供に起きやすい行動です。
下の子ができたことで親が取られてしまうと不安に思い、気を引くための行動を取ります。

赤ちゃん返りの一種で下の子をいじめることがありますし、わざと悪さをして自分に注目してもらおうとしたりもします。

親にとっては、今まで可愛くて仕方のなかった子供でも、下の子ができて忙しい時期に親を困らせる行動を多く取られると、憎らしく思えてくることもあるようです。

泣き真似をする
これも親の気を引きたいために起きる行動の一種です。
いわゆる嘘泣きですね。

イヤイヤ期の子供は、常に親と一緒にいたいがために、構ってもらいたい時に構ってもらえないと泣き真似をします。
また、ちょっと転んだりした時も構ってもらいたいために泣き真似をすることもあります。

ちなみにこの行動は親の顔をチラチラ見ながら泣くような仕草からしても嘘泣きに見えるのですが、イヤイヤ期特有の感情の表現方法がわからないことから来る行動で、決して嘘泣きではないとも言われています。